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コードを書かずにAIを学ぶ方法:確認できる一つの課題から始める

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AIを使う練習は、先にプログラミングを学ばなくても始められます。小さな文章作成から結果を確認し、必要な仕事に合わせて次の学びを選びましょう。

チェックマークが添えられた短い構造化メモを収めた、開いた封筒

メールを書き直す、メモを整理する、与えられたいくつかの候補を比べるためにAIを使いたいなら、先にプログラミングを学ぶ必要はありません。役立つ結果を見分け、事実が変わったときに気づく力が必要です。

これは、モデルを訓練したり、会社のソフトウェアにAIサービスを接続したりする目標とは異なります。GoogleのAIトレーニング概要でも、日常言語での利用とコーディングを明確に分けています。すべてのAIコースが同じ仕事の準備だと考えず、自分が取り組みたい作業に合う学び方を選んでください。

最初は「生産性を上げて」のような大きな依頼ではなく、元になる事実が一画面に収まる一通のメッセージを選びます。

自分が内容を理解している課題を選ぶ

最初の課題には三つの条件があります。必要な入力を持っていること、求める出力が短いこと、別のAI回答に頼らず重要な点を確認できることです。

自分のメモをメールに書き直す作業は、この条件に合います。よく知らない規制の説明を求める作業は、同じように簡単には確認できません。いずれAIを調査に使うとしても、信頼できる情報源を探して読み取る方法も学ぶ必要があります。

最初の練習には、次の架空の会場予約メッセージを使います。

こんにちは。読書会の会場予約についてご連絡します。
10月6日(火)18時から19時まで、8名で予約しています。
10名になる可能性がありますが、まだ確定していません。
部屋に10名座れるか、また追加料金がかかるか教えていただけますか。
まだ予約内容は変更しないでください。
参加者に確認するため、9月25日までにご回答をお願いします。

目的は、会場側が回答しやすいメールにすることです。このメッセージには、確定済みの予約、未確定の可能性、二つの質問、まだ対応しないでほしいという依頼があります。こうした違いは、洗練された言い回しより重要です。

小さく範囲を定めた仕事を依頼する

元の文章をコピーし、次の依頼を加えます。

この会場予約メールを90語以内で書き直してください。
確定済みの予約内容は変えないでください。10名は未確定のまま、
収容可能か、追加料金がかかるかを尋ねてください。
これは問い合わせであり、予約変更の許可ではないと明確にしてください。
回答期限を残し、平易で丁寧な言葉を使ってください。

これはプロンプト、つまりアシスタントに渡す指示です。特別な記号も、「世界一のコミュニケーション専門家」のような役割も要りません。受け手が理解すべき違いを、すでに伝えています。明確な指示とコンテキストは、Googleのプロンプト設計ガイドでも中心的な要素です。

以下は、確認点が見えるよう筆者が書いた参考例です。実際に試したチャットボットの記録ではありません。

こんにちは。読書会で10月6日(火)18時から19時まで、8名分の予約をしています。参加者が10名になる可能性がありますが、この部屋で対応可能でしょうか。また、追加料金はかかりますか。今のところ既存の予約内容は変更しないでください。参加者に確認するため、9月25日までにご回答いただけると助かります。よろしくお願いいたします。

別の言葉でも目的は果たせます。この例と文章を一致させるのではなく、意味を比べてください。

メッセージが何を許可するか確認する

まず、現実の間違いにつながりやすい一文を見ます。「予約を10名に増やしてください」と書けば、元のメッセージが明確に認めていない変更を許可してしまいます。その一文を含む書き直しは、流暢でも不合格です。

続いて残りの事実を確認します。

確認項目残す内容
現在の予約8名、10月6日、18:00〜19:00
変更の可能性10名は未確定
質問収容人数と追加料金
求める対応9月25日までの回答。予約は変更しない

一つでも変わっていたら、該当箇所を示します。

10名で確定したと書かれていますが、まだ可能性にすぎません。
その一文を直し、既存の8名予約を保ったうえで、予約変更を許可する
依頼になっていないか、もう一度確認してください。

修正版のメールそのものを読んでください。「これは正しいですか」と聞いてAIの肯定を受け入れるだけでは、自分で比較したことになりません。文案が確認を通った後も、実際に送るかを決めるのは読書会の担当者です。アシスタントは文章作りを助けましたが、部屋の収容人数や料金を確定したわけではありません。

この練習を説明する用語を学ぶ

すでに、大量の用語集を学ばずに重要な考え方を使っています。

コンテキストとは、この依頼で使える素材、つまり元のメールと指示です。会場への質問を書いたからといって、アシスタントが会場の回答を得られるわけではありません。モデルは回答を生成する基盤のAIシステムです。アプリは操作画面であり、ほかの機能を加えている場合があります。モデルが変わったり、同じモデルでも再試行したりすれば表現は変わりうるため、確認基準は期待する一文ではなく、課題そのものに置きます。

AIが事実ではないことを作り出す現象は、AIハルシネーションと呼ばれることがあります。この練習では、直す前に内部で起きた原因まで特定する必要はありません。「10名で確定」という根拠のない変更を指摘し、元の意味に戻せます。

次の用語は、実際に必要な作業を説明するときに学びましょう。モデル構造の名前を知るより、文案と原文を比べるほうが予約の誤りを直接見つけられます。

次に学ぶことは、必要な作業から選ぶ

文章作成や計画では、別の短い入力で同じ方法を試してください。メモを要約する、決定事項をメッセージにする、一つの事実が変わった後に計画を直す、といった作業です。7日間の練習プランには、各回の小さなプロジェクトと確認項目があります。

数値を扱うなら、まず電卓で再現できる計算を選びます。表計算の合計が妥当か判断できない場合、その計算自体を学ぶことも、AIをその仕事に使う学習の一部です。

多くのファイルを自動処理する、アプリからAPIを呼び出す、連携機能を保守するといったソフトウェアの動作が必要になると、プログラミングが関係します。APIとは、ソフトウェアがサービスへ処理を依頼する仕組みです。この道では、コード、アクセス、エラー、テストについても考えますが、メールの練習には必要ありません。

新しい課題に入る前に、「結果が使えると分かるのは、……のときだ」という文を完成させてみてください。確認方法を言葉にできれば、実践的な学習の出発点があります。